TRACING THE ROOTS〜旅と手しごと〜

プリミティブで普遍的な思いを多くの人に届ける、
年に一度の合同展示会&マーケット

2015年から手がけている「TRACING THE ROOTS」。「旅と手しごと」というコンセプトの立案から、予算、進行管理、参加アーティストの選定・交渉、会場選定、内装デザイン、DM制作、PR、集客、当日の運営・接客まで、イベント開催にまつわる全行程をトータルにプロデュースしています。

2015年、2016年は、青山LIGHT BOX STUDIOで開催。各地の「いろ」をテーマに、泥染、スリップウェアなどのプリミティブな造形を通して、自然・人・ものの関係性や営みを見つめる機会を創り出しました。

2017年は、浜松町STUDIO LOUTSにて、ワークショップやECフィルムの上映会、トークショーなども実施。世界中のさまざまな地域や部族の暮らし、技法、手しごとなど、現在では失われてしまった貴重な記録を振り返りました。

2018年は、原宿CASE Wで開催。竹細工師・山﨑大造さんが巨大な竹のオブジェを製作するインスタレーションや、企画展「父のつくった玩具」を実施しました。

コロナ禍での開催となった2019年、2020年は、新木場CASICAにて自然との共生、再生への想いをこめた内容に。文化人類学研究者、山口吉彦さんが所有する貴重なアマゾンコレクションの保存・維持・活用に向けて展示や販売を行ったほか、 アーティストがコレクションを活用して新たな表現を見出す「ブリコラージュ展」も開催し、大きな反響をいただきました。

2021年は下北沢reloadにて、屋外に大きな葦のモニュメントを、室内に葦のしつらえをほどこした空間を作り、内と外との循環が生まれる会場で開催。山口吉彦さんのアマゾンコレクション保全や「手の長いおじさんプロジェクト」のサポートを目的とした販売も行いました。

2022年には、代官山ヒルサイドフォーラムで、伝統と格式のある空間を生かした深みのある展示と、丁寧な手しごとで生み出された作品を販売。「ブリコラージュ展」も同時開催しました。

2023年には、代官山ヒルサイドフォーラムで、例年に続き「ブリコラージュ展」、そして画家・田上允克の作品を集めた展覧会「田上允克 展覧会」を同時開催しました。

各アーティストの心の景色が伝わるイベントとして、TRACING THE ROOTSらしい個性を毎年描いています。

各年ごとの様子はこちら