手の長いおじさんプロジェクト2023

使用には差し障りない程度の小傷がある「ハネモン」の器を各地の作家から譲り受け、サポートの必要なこどもたちに届ける「手の長いおじさんプロジェクト」。マザーディクショナリーではその運営を行なってます。

2011年の震災を機にスタートし、当初はマザーディクショナリー主催のイベントなどで不定期的に実施していましたが、2019年からは毎年「お渡し会(頒布会)」の形式で実施しています。

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何らかの事情でサポートが必要な環境で暮らすこどもたちが、いよいよ巣立ちの時を向かえる春。

今期は、お洋服の4ブランド、6名の作家さんが新しくご協力くださり、ますますたくさんのあたたかい気持ちを届けることができました。

当日はデザイナーさんが一緒に選んでアドバイスをしてくれたり、心温まる交流の時間をゆっくりと持つことができました。

「こんなにステキな器をもらっていいの?」と
楽しそうに、使う場面を想像しながらじっくりと時間をかけ真剣に器を選んでいったこどもたち。
その後、初めて作ったオムライスの写真を送ってくれたり、嬉しい報告が届いています。

今年は児童養護施設の他、母子生活支援センター、自立援助ホーム、母子保護施設など
応援が必要なこどもたちと、その周りでサポートを続けている方々にも参加いただき、
プロジェクトの想いが確実に広がって、必要な方に一つ、また一つと届けられている実感を持つことができました。

 

ご協力くださったみなさまに、心から感謝申し上げます。

【提供くださった作り手のみなさま】
・石川昌浩/吹き硝子
・伊藤嘉輝/吹き硝子
・平岩愛子/ガラス
・松本行史/木工
・伊藤丈浩/陶器
・井上尚之/陶器
・小島鉄平/陶器
・十場あすか/陶器
・鈴木稔/陶器
・松形恭知/陶器
・松本かおる/陶器
・壷田和宏・亜矢/陶器
・ONE KILN/陶器
・PETARI/陶器
・米原暁雄/陶器
・山口和声/陶器

・宝島染工/洋服
・Tu es mon Tresor/洋服
・MELROSE/洋服
・Skool/洋服

 

今回は、東京新聞、マガジンハウス〈こここ〉に掲載いただき、本プロジェクトへの理解や興味が少しずつ広がっています。

2023.1/24 東京新聞 >>記事はこちら
2023.1/25〈こここ〉マガジンハウス >>記事はこちら