活動報告
2022.3/5-6 頒布会を終えて
3月5日(土)、6日(日)に、器の頒布会を開催しました。
今回は、この春、養護施設や里親の元を卒業する18歳の子どもたちへの頒布会とさせていただきました。
器やグラス、お箸など、14名の作家さんたちがお送りくださった「ハネモン」は、のべ400点を超えていました。
頒布会当日、最初は少し離れて眺めていた学生さんたちも、一つ器を手に取ると、
惹きつけられるように次々と器を手に取り、いろいろな角度から眺めてみたり、もう一度握り直してみたり。
手作りならではの器の味わいを楽しみ始めたようでした。
「すごく手に馴染む…」と小ぶりの湯のみを手にした子。
「これにはアイス入れたい」と、綺麗なガラスの器を手に取る子。
料理が好きだという男の子は、淡い色合いの大皿を選んでいました。これならパスタにも使えますよね、
と、盛り付けのイメージまでしっかり。
新しい生活をとてもリアルにイメージしながら、丁寧に迷いながら器を選んでいたのが印象的でした。
18歳。この先、楽しいことばかりではないかもしれないけれど、毎日必ず向き合う食事の時間が、
器を通して、器でうまれた人とのつながりを通して、少しでも楽しく、豊かに、穏やかに。
そんな時間になったら嬉しいなと願っています。
また今回は、読売新聞、東京新聞、山陽新聞からの取材も入り、
本プロジェクトへの理解や興味が少しずつ広がっていることを嬉しく思いました。
引き続き、注目していただけたら嬉しいです。
2日間に渡り、あたたかな気持ちの交流の時間を持つことができ、巣立ちの時に立ち会い、
応援のお手伝いができたこと、とても嬉しく思います。
ご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました!
器を提供くださった作り手のみなさま
・石川昌浩/吹き硝子 @msh614kw
・伊藤嘉輝/吹き硝子@seiko1999glass
・井上尚之/陶器 @fumotogama
・郡司製陶所/陶器 @tsunehisa_keiko_gunji
・小島鉄平/陶器 @teppei.kojima.9
・平岩愛子/ガラス@rainbowleaf_2009
・松本かおる/陶器 @runkao_
・松形恭知/陶器 @sanmyougama
・十場天伸/陶器@tenshinjuba
・十場あすか/陶器@asukajuba
・鈴木稔/陶器 @works_products
・伊藤丈浩/陶器 @itomashiko
・坂本創/陶器 @so_sakamoto
・松本行史/木工 @takashi_matsumoto