「記憶にない写真を紡ぐ無意識の表象を探す」
山内 悠の作品は、不意に撮影した写真をきっかけとし、それを解釈するために行う山籠りや旅での求道的な行為からの表現が特徴です。そこには意識を超えたファンタジックな世界がいつも広がっていました。
本ワークショップでは、写真の持つ不可思議な現象から見せてくれる世界の断片を山内のこれまでの作品からスライドで鑑賞した後、山内が撮影を続ける中で時々出会う「記憶にない写真」を共に紡ぎ、そこで見えてくる意識から外れた世界を探すことが出来ればと思います。
参加者は山内の無意識下で生まれた写真シリーズ「残像」の中から2枚選んで頂きます。
参加者と共にそれぞれの内なるものと外なるものを紡ぎ、一つの世界を探して行きましょう。その2枚はそれぞれの潜在的な何かを表しているかもしれません。
「残像 -photogene story - 記憶にない写真を紡ぐ無意識の表象を探す/山内悠」 *事前申込制
日程:10.10 thu.
時間:18:30-20:30(120分)
参加費:5,500円(税込)
会場:エキシビションルーム
*お申し込み受付中
*おひとりさま1講座まで
講師
山内 悠 / 写真家
1977年兵庫県生まれ。自然の中に長期間滞在し、自然と人間の関係性から世界の根源的なありようを探求している。14歳の時に独学で写真をはじめ、スタジオアシスタントを経て制作活動を本格化。富士山七合目にある山小屋に600日間滞在し雲上の来光の世界を撮り続け、雲の上での暮らしと体験から制作した作品『夜明け』(赤々舎) を2010年に発表。2014年にはその滞在していた山小屋の主人に焦点をあて、山での日々から人間が包含する内と外の対話を著した書籍『雲の上に住む人』(静山社) を刊行。2020年には、5年をかけてモンゴル全土を巡り各地で形成される時間や空間から多元的な世界構造などを探求した作品『惑星』(青幻舎) を発表した。そして2023年春、屋久島に9年通い単身で森の中で1ヶ月近く過ごしながら自然との距離感を探り続けた作品「自然 JINEN」を発表する。長野県を拠点に国内外で展覧会を開催し続けている。
HP:http://www.yuyamauchi.com/
Instagram:https://www.instagram.com/yu__yamauchi/
▶︎同時開催 EXHIBITION
山内 悠|残像 -photogene story- 記憶にない写真との対話 そこから見える集合的無意識の世界
2024.10.8 Tue – 10.13 Sun
11:00-18:00 (Fri 13:00-18:00、Sun 11:00-17:00)
会場|Gallery 1
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