2025.01.25, 02.15

手の長いおじさんプロジェクト2025

今年も、こどもたちが児童養護施設や里親さんのもとから巣立つ時期に向け、
2025年1月25日(土)と2月15日(土)の2回にわたり、
景丘の家にて「うつわとお洋服のお渡し会」を開催しました。

会場いっぱいに、作り手や企業のみなさまからお寄せいただいた
うつわやお洋服をディスプレイして、

この春に児童養護施設や里親家庭などから巣立つこどもたち、そして母子生活支援施設で暮らす方々などへ
新生活に向けて必要となるうつわやお洋服を、
ご本人に選んでいただきました。

一つひとつ違う手作りの器。
「たくさん並んだ器から、作った方のパワーや思いを受け取りました!」
という喜びの言葉には、私たちも力をもらったようです。
付き添ってくれた職員さんにプレゼントしたいと、自分の器をひとつ分けてあげた男の子もいたり、
さまざまな交流が生まれ、印象的な場面に立ち会うことが出来ました。

お洋服は、春が楽しみなワンピースやカジュアルなジーンズから、
新大学生や新社会人に向けたスーツやブランケットまで、
アパレル企業のみなさんから上質な品々をご提供をいただきました。
社会に出たときをイメージしながら、これまで持っていなかったお洋服との出会いもあり、
新しい挑戦をしてほしいという応援のメッセージも込めてお贈りすることができました。

今年は、お渡し会への力強い協力者も増えました。

うつわの作り手やアパレルブランド、企業に加え、
事前準備にはさまざまなボランティアスタッフ、
さらに当日にはモデル事務所フライディのPippiさん、加藤ゆりかさん、原田美和さん、
モデルの樋場早紀さんが、頼もしいアドバイザーとしてお洋服選びをサポートしてくださり、
ご提供元のブランドの方も、当日のお渡しのお手伝いをしてくださいました。

また、同じく “何か力になりたい” と手を挙げてくださった
イラストレーターのOsakuさんに会場で似顔絵コーナーをご担当いただいたり、
料理家の塩山舞さんが、かまど飯のおにぎりをふるまってくださったりと、
いろんな形でサポートをいただきながら、温かな会を作ることができました。

そして1月の回には、「手の長いおじさんプロジェクト」発起人の石川昌浩さんも
岡山から応援にかけつけてコップへの名入れをしてくださいました。

器の世界では、それぞれに関わる人たちを「作り手」「配り手」「使い手」と呼びます。
その「手」を伸ばしあい、つながることで始まった「手の長いおじさんプロジェクト」。
その立役者である石川さんが、直接こどもたちに思いと応援の気持ちを届ける、貴重な機会になりました。

作り手、企業、運営ボランティア、さまざまな人たちの気持ちが合わさり、
お祝い・応援の気持ちが随所につまった会を開催することができました。
あらためてみなさまのご協力に、お礼申しあげます。

 

|手の長いおじさんプロジェクト「うつわとお洋服のお渡し会」2025
開催日:2025年1月25日(土)と2月15日(土)
場所:景丘の家

2日間合計で約50組の方にご来場いただき
器とお箸を約350点 、お洋服を約400点をお贈りしました。

|ご参加いただいた作り手・企業
▼うつわ、カトラリー
石川昌浩/飯高幸作/伊藤丈浩/伊藤嘉輝/井上尚之
故金あかり/郡司製陶所/小島鉄平/久野靖史/坂本創
十場あすか/壷田和宏/壷田亜矢/平岩愛子/松形恭知
松原竜馬/角田淳/松本かおる/松本行史/山口和声/米原暁雄

▼洋服、ファブリック
BIGI/enrica/homspun/HOSU/株式会社ディティジェイ
MEN’S BIGI/MELROSE/YARN HOME

▼イラストブース
Osaku

問合せ: info@motherdictionary.com
運営:株式会社マザーディクショナリー

▼フォトレポート・動画(手の長いおじさんプロジェクト_インスタグラム)
https://www.instagram.com/tenagaojisan/

 

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