カンボジアの万能布、クロマー/クロマニヨン

第1回 カンボジア クロマーとの出会い

クロマニヨンは、クロマーと、カンボジアの人たちの笑顔に魅せられた
”布好き”、”旅好き”、”暮らし好き”の3人
(中村夏実・江波戸玲子・森田わかな)で活動しています
http://www.krama100.com/

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カンボジアの万能布、クロマー

クロマー(krama)は、カンボジアで手織りされてる長方形の万能布です。

第1回 「カンボジア クロマーとの出会い」(2008.06.10)

はじめまして。クロマニヨンです。
クロマー(krama)は、カンボジアで手織りされてる長方形の万能布です。
私たちはこのクロマー(krama) を、現地の女性たちと商品開発をして、紹介・販売しています。
今は展示会の真っ最中で、毎日ダイスキなクロマーに囲まれて、たくさんの素敵な出会いにめぐまれて、カンボジアの女性たちと愛情こめてつくってきたクロマーが、喜んで買って下さるみなさんの元に旅立つ姿を見ながら、3人してにんまりしています。
これからこちらでクロマーを紹介していくのですが、第一回目となる今回は、私たちがなぜクロマーを扱うようになったかをお話ししたいと思います。

1「これだ!」

出会いのタイミングはちょうど広告の仕事で風呂敷を扱って、一枚布の可能性にとても興味をいだいてた時でした。

フリーのプランニングデザイナーとしてさまざまな企業のプロモーションや商品企画の仕事に関わっていましたが、マスメディアの仕事がだんだん自分の気持ちにそぐわなくなってきていて、規模は小さくても、自分が本当に好きだと思えるものを一からつくりあげていくような仕事をしたいなぁと考えていたころでもありました。
そんな時、今いっしょにクロマニヨンとして活動してるかねてからの友人Rさんが、カンボジア人がクロマーを使ってる写真の束を見せてくれたのです。
「うわ・・・これいい!!すごくいい!!」見たとたん、ココロ奪われました。
ヒトメボレです。

写真からは、カンボジアの老若男女が、頭に巻いたり、日よけにしたり、お弁当を包んでバックがわりにしたり、衣服として身につけたりして、朝から晩までとことん使いこなしてる様子がひとめでわかりました。
「世界中にいろんな布文化があるけれど、一枚でこれだけいろいろに使われてる布ってないんじゃないか」、と。
エコを意識せずとも、当たり前にエコになっている素朴なカンジがとても好ましく、自分やまわりの人達の生活嗜好にピタリとはまるように感じたのです。

10分でカンボジアに行くことを決めました。
2007年春先のことです。

織りをしていて布に詳しいNさんとの出会いもそのころ。
最初の旅は真夏の8月。
その後幾度となくカンボジアを訪れ、工房をまわり、写真を撮り、RさんとNさんと、クロマニヨン(”krama”knyong)として、日本でクロマーを紹介し始めました。
デザインや商品開発や展示会の準備、それにまつわる様々なモノヅクリも、3人それぞれが得意分野があり、こころおきなくチカラを発揮できるというのも幸いでした。

カンボジアの人たちの笑顔と手仕事に魅せられ、展示会でクロマーを手にする人たちの反応にヨロコビ、クロマーから広がるシアワセなつながりに今ますますどっぷりハマっています。

2「ふむふむ。実力再認識」

カンボジアで活動しているNGOに関わって8年。
その間ずっとカンボジアの手織り布の優しさと、力強さに魅せられてきました。
それらの布は伝統的で複雑な模様の絹絣や、美しい光沢のある絹の無地の布。
そしていつも頭を悩ませていたのは、布そのものは魅力的なのですが、いかにもカンボジア色の強い手織り布を、どうしたら日本でも売れる製品にするかということでした。

なんだか、カンボジアの人たちにとっての布、生活の中での布・・ということを見失ってしまってるなあ・・と感じ始 めたのは去年の春。
そんな私に長年カンボジアに暮らしていた人が見せてくれた写真は、はじけたように笑っているおばさん、いたずらな目をキラキラさせている子供たち、庭先で涼んでるおじいさん・・
みんながどこかしらに身に付けている、どこもかしこもクロマーだらけの写真でした。
ずっと前から知っていたはずのカンボジアの万能布、クロマーがまるで生き物のように私の世界に入って来た瞬間でした。

そして同じようにクロマーの魅力に取りつかれた2人の仲間と一緒に、エコで合理的でいつでも頼りになる、そんな大切な友達のようなクロマーを世界中に広めよう!と伝導の毎日です。

3「これ なあに?」

「これ なあに?スカーフ?テーブルクロス?」
コットンの手触り、手織り独特のちょっと不揃いだが魅力的なチェック、クメールシルクの光沢の中にあって一段と輝かない一枚の布にそっと私の手が伸びていました。

Rさんいわく「それはkrama=クロマーといってカンボジアではみんなが身に付けていて市場では風呂敷や背負子にはや変わりし。
炎天下では帽子になったりタオルになったりする、当たり前に町に、村に、国中に、あふれている布」と。
カンボジアの女性を支援するNGOの事務所でのことでした。

それ以来生活に根ざしたこの布に取り付かれて、クロマーを織っている、カンボジアのいくつかの工房を訪ねてきました。
そこでは 身近な草木からの染色糸や鮮やかなケミカルの染色糸が干されている庭先に午後の風が吹き、色糸は取り混ぜて縞や格子の数々が機にかけられ、その脇で女性達が糸巻きし、やわらかい風合いを大切に織る音を響かせていました。
そして今1枚1枚織手の顔が覗くクロマーをみなさんに紹介 できることを私は本当にうれしく思っています。

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